ブル中野、体重増のために禁断の薬物投与と告白 体に異変、医師は「打つと寿命縮む」
元女子プロレスラーのブル中野が16日深夜に放送されたテレビ東京「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告」に出演し、現役時代に手を出した“禁断の薬物”について語った。
現役時代はダンプ松本らと結成した「極悪同盟」や自身が中心となった「獄門党」の一員として、ベビーフェイスのレスラーやファンたちを恐怖のどん底に突き落としていた。当時の体重は115キロ。現在は50キロで、面影はまったくないと言ってもいいほどだ。
極悪同盟時代には、まずは100キロを目標に体重を増やすことを目指していた。食事と練習を重ねたものの、92キロまでが限界だった。思い悩んだ挙げ句「男性ホルモンステロイドを打った」と明かした。
男性ホルモンを打つ時には、医師から「これ打つと寿命が縮むからね」と言われていたという。体は次第に“男性化”。「まず生理が止まって、その後にすね毛が生えてきちゃった。ヒゲも生えてきて、最後は声がかれて低い声になってきた」と説明した。体重100キロを超えてからは打つのをやめたという。
中野は1997年にリングからフェードアウト。プロゴルファーを目指して3カ月間で50キロ減量した。ゴルフを断念した後、2012年1月の引退興行に向けて65キロから100キロに増量した。その後、テレビの企画でダイエットしたが、90キロまでリバウンドし、胃を切除手術して減量した。20年にはアルコール性肝硬変で入院したこともあった。
中野は2022年11月14日に自身のインスタグラムに現役時代の画像を掲載。90年11月14日のアジャ・コングとの金網デスマッチの際の画像で、金網の頂上からリングのアジャに向けてギロチン・ドロップを食らわせた時の連続写真だった。最後の1枚は現在のアジャとの2ショット。中野はほっそりしているが、顔には試合当時と同じペイントをほどこしている。