ボクシング村田諒太「本日をもってプロボクサー村田諒太は引退いたします」会見で表明

 引退を発表する村田諒太(撮影・吉澤敬太)
 笑顔で引退を発表する村田諒太(撮影・吉澤敬太)
 引退を発表する村田諒太(撮影・吉澤敬太)
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 ボクシングの村田諒太(37)=帝拳=が28日、都内のホテルで現役引退会見を開き、と思いを語った。

 村田は2012年のロンドン五輪でミドル級の金メダルを獲得し、プロ転向後も世界チャンピオンとなり、五輪の金メダルとプロの世界チャンピオンの2つの王座をあわせ持つ、日本人初のボクサーとなった。「今日、本日をもってプロボクサー、村田諒太は引退いたします、ぼくを応援してくださったみなさまありがとうございます」と第一声を述べた。

 村田は南京都高(現京都広学館高)で高校5冠。東洋大を卒業し、ロンドン五輪ではミドル級で金メダルを獲得した。17年5月にWBA世界ミドル級王座決定戦でエンダム(フランス)に1対2の判定で敗れるも、同年10月の再戦で王座奪取。22年4月のゴロフキン戦では敗れたものの「22年度の年間最優秀試合」に選出された。

 引退決断については「もともとゴロフキン戦が最後だと思っていた。ただ、こうすればよかったとか、なかなか踏ん切りをつけることがなかった」と明かした。周囲の反応については「周りは当たり前でしょうみたいな、これ以上やってどうするのみたいな反応でした」と振り返った。

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