「ＢｒｅａｋｉｎｇＤｏｗｎ７・５」（３１日、都内某所）

　総合格闘家の朝倉未来が社長を務める１分間最強を決める格闘技イベント第７回大会のスピンオフ大会が行われ、第７回大会の再戦となった元アウトサイダー王者の啓之輔と、ＢＤ３連勝中の格闘家ジョリーとの一戦は１分３ラウンドの特別ル－ルで行われ、延長の末、ジョリーが２－１の判定で、ＢＤ７に続いて勝利した。

　勢いよくパンチ、蹴りを繰り出したジョリーは、５０秒過ぎに左フックを当てダウンを奪ったかに思われたが、ダウン後に右ストレートで追撃を行ったため、ダウンは取り消しに。その後はカーフキックなどで攻めるジョリーに啓之輔は、跳びひざで逆転を狙う展開。第３Ｒは終盤に啓之輔が反撃に出た。３Ｒ終了時点での判定はドローで延長戦に。延長ラウンドは互いにふらふらになりながらも、打ち合い、僅差の判定となった。ジャッジのピタ－・アーツはジョリー、神取忍はジョリー、大沢ケンジは啓之輔に入れた。

　啓之輔は判定を聞きながらリングサイドのピーター・アーツ、神取忍らジャッジ陣を不満そうににらみつけ、結果が出ると同時に金網のリングから出た。

　その後、自身のツイッターを更新し、「負けた　応援ありがとう～」とつぶやいた。

　第７回大会では、延長戦の末、ジョリーが４－１で判定勝ち。最初の１分間は啓之輔がやや優位に試合を進め、判定で２票が入ったが、残る３人がドローで延長戦に。延長ではジョリーが攻勢に出て、啓之輔は組み合う形で応戦。判定は朝倉未来らジャッジ席の４人がジョリーに入れ、オーディエンス投票のみが啓之輔を支持。啓之輔は判定への不満を爆発させ、ＳＮＳ、ＹｏｕＴｕｂｅ上で舌戦が続き、互いに再戦を要求。７・５のメーンカードとして組まれた。