朝倉未来「危うい」ブレイキングダウン“進化”で逆に危機感「イキった不良の居場所なくなる」素人への門戸強調
「BreakingDown7・5」(31日、都内某所)
1分間最強を決める格闘技イベントの第7回大会のスピンオフ大会が行われた。メーンでは元アウトサイダー王者の啓之輔とBD3連勝中の格闘家ジョリーの再戦が行われ、延長判定2-1でジョリーが再び勝利。プロデューサー兼社長を務める人気格闘家の朝倉未来(30)は、全8試合の激闘に「面白い試合が多くて満足」とうなずきつつ、「競技レベルが高くなって、イキった不良が出られなくなるのは危うい」と危機感を示した。
単純にレベルが上がるだけでは、ただの格闘技大会に近づいてしまう。今大会も全8試合とも熱い殴り合いとなったが、距離の取り合いなど駆け引きの場面もあった。朝倉は「強い人が増えている感じはした。試合を見ていてもレベルが高い」と目を細めつつ、「大会の競技レベルが上がりすぎて、そっちの方向だけに行くのは危惧している」と大会が抱えるジレンマへの危機感をあらわにした。
「ブレイキングダウンの魅力は不良たちの見せるハッタリだったり、見せ方の方のうまさもバズった1つの要素」と再確認した上で、「強くない人たちの居場所がなくなってしまわないように。頂点が強くなるのはいいが、強くないけど見せ方がうまい人の輝ける場所を残しつつやっていくのが大事」と強調した。
今後はオーディション段階からしっかりとレベルを分け、トップレベルと“キャラ枠”を峻別する方向性を明かした。ブレイキングダウン常連のこめおや10人ニキらは、素人ながらオーディションで強烈なキャラを発揮してブレイクしただけに、「魅力的だったら誰でも採用する。こめおも全然強くなくても支持された。そういう人たちがたくさん出てきて欲しい」と語った。