拳四朗 うなぎのバター焼きでスタミナ満タン「相手は自然と倒れる」3連続KO自信 早期に転級し世界2階級制覇も視野

 計量中に余裕の表情を見せる寺地拳四朗(撮影・棚橋慶太)
 計量を終え握手を交わす寺地拳四朗(左)ととオラスクアガ(撮影・棚橋慶太)
 計量後にポーズを決める寺地拳四朗(左)とオラスクアガ(撮影・棚橋慶太)
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 「ボクシング・WBA・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ」(8日、東京・有明アリーナ)

 前日計量を行い、メーンのWBA・WBC統一王者の寺地拳四朗(BMB)は挑戦者でWBA同4位アンソニー・オラスクアガとともに一発パスした。

 300グラムアンダーの48・6キロに拳四朗は「順調にいった。思ってたより軽かった」と笑顔、持参したフルーツに、サムゲタンをほおばった。

 決戦前夜の回復食は「うなぎ」。地元の京都で差し入れてもらった一品を自ら料理してさばく予定。「今回はバターで焼いてみようかな。蒲焼き。おいしく仕上げようかな」と、こってりうな丼でスタミナ満タンとする。

 当初は3団体王座統一戦だったが、対戦を予定していたWBO同級のジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)がマイコプラズマ肺炎を発症し中止。2冠王座防衛戦となり、先月末に対戦相手が急きょ変更。しかも相手はサウスポーからオーソドックスになった。

 「最初は不安もあったけど京口戦でもオーソドックス。そこのイメージを強く持った」。昨年9月、京口紘人(ワタナベ)を7回TKOで破った王座統一戦をイメージ。「倒す自信はある。パンチ力も付いたし、自然と倒れる。勝って次につなげる」と、世界戦3連続KOを予告した。

 同級で4団体統一を最大目標に位置付けるものの「待つならいいかなあとも。時間がかかるようなら上げてもいい。しばられずにいこうと思う。タイミング次第」とまとまらないなら同級を卒業し、階級をフライ級に上げ世界2階級制覇に乗り出す考えもある。「この試合に勝ってから相談かな」と、まずは、このビッグイベントのメーンで拳四朗の強さを見せ付ける。

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