TKO勝ちの拳四朗 一夜明け「ちょっとダメージがある。猫とゆっくりしたい」次戦は「WBCの指名試合が濃厚」

 防衛から一夜明けてポーズを決める寺地拳四朗(撮影・堀内翔)
 防衛戦から一夜明けてポーズを決める寺地拳四朗。左は加藤健太トレーナー、右は父の永さん(撮影・堀内翔)
 アンソニーオラスクアガ戦の写真の前でポーズを決める寺地拳四朗(撮影・堀内翔)
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 WBA・WBC世界ライトフライ級タイトル戦でアンソニー・オラスクアガ(米国)に9回TKO勝ちで防衛した寺地拳四朗(31)=BMB=が9日、都内で一夜明け会見し「1時間だけ寝たんですけど、興奮とダメージもあって、ちょっと疲れています。家で猫とゆっくりしたい」と振り返った。

 昨夜の打ち合いは、7、8回に相手の強打を浴び、ダメージを受けた部分もあったというが、9回にラッシュをかけ試合を決めたことに「本当にセコンドの声が大きかった。今までだったら、乗り越えられなかったかもしれないけど、成長できたと感じる部分がある」と明かした。

 セコンドとして声をかけ続けた加藤健太トレーナーは「映像を見て危ない部分もあったが、最後まで逃げずにまとめきったところは成長を感じた」と評価した。父の永会長は高校時代に負けたという井上尚弥(大橋)について「少し差は縮まったかなと思う」と話した。

 次戦以降について永会長は「次は、WBCの指名試合が濃厚だと思う」と話し、ライトフライ級での4団体統一かについては「階級を上げるか、ライトフライ級でやり続けるか、トータルで本人の方向に進めれば」とプランを明かした。

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