昨年度全日本新人王・二階堂接戦勝ち切りデビュー6連勝!現役関大生、将来は高校教員志望「教師の前に何としてもタイトル」
「ボクシング・6回戦」(3日、和泉シティプラザ)
2022度フライ級全日本新人王で日本フライ級16位の二階堂迅(ディアマンテ)が判定2-1で強打の藤田圭(DANGAN AOKI)を退け、デビューからの連勝を6に伸ばした。
開始から得意の左リードで先手。1回終了間際には左フックのカウンターをヒットさせてぐらつかせた。
2回以降は7勝中(4KO)だった藤田に接近戦での打ち合いに持ち込まれる。試合終盤に左右のアッパー、左ボディーで攻勢。接戦を勝ち切った。
「藤田選手は接近戦でのアッパーが得意なのは、事前に確認をしていたが、とても強くて自分のボクシングができず、頭が真っ白になった。インターバル中、野上(真司)オーナーに『きれいにボクシングをしようとするな。オマエは挑戦者なんだ』と言われ気持ちが奮い立った。気持ちだけでしたが、ここで何とか勝てたのは自分にとって大きいです」と試合後のコメント。
現在、関西大学の人間健康学部の4回生。高校の体育教職を取得し、将来は母校の浪速高校に教師として戻ることを希望する。
「(教師になる前に)プロボクサーとしていけるところまでいきたい。何としてもタイトルを取りたい」と決意を込めた。