“格さん孫”伊吹遼平 TKO鮮烈デビュー 祖父は水戸黄門出演の俳優・伊吹吾郎

 「ボクシング・東日本新人王ミドル級4回戦」(6日、後楽園ホール)

 大人気時代劇「水戸黄門」で格さん役を務めた俳優の伊吹吾郎(77)の孫、伊吹遼平(27)=三迫=が、小林壮太(シュウ)に2回2分15秒TKO勝ちし、プロデビュー戦を白星で飾った。

 初回から接近戦を展開し、最後は怒濤(どとう)のラッシュで決着。最前列で見守った吾郎は思わず立ち上がり「遼平、いいぞ!!」と絶叫し、遼平は「めちゃくちゃ楽しかった。勝ててホッとしている」と充実感をにじませた。

 “水戸黄門づくし”だった。主題歌「ああ人生に涙あり」で登場し、勝ち名乗りを受けた後はセカンドバッグにしのばせておいた印籠を披露した。リング下では吾郎と「この紋所が目に入らぬか」ばりの決めポーズで“共演”。吾郎は「『よくやった』と抱きしめてやりたい。うれしいなんてもんじゃない」と頬を緩めた。

 ◆伊吹遼平(いぶき・りょうへい)本名=高野遼平。1995年10月25日、横浜市出身。中学2年からラグビーを始め、京都成章高に進学。20年から三迫ジムに入門し、昨年から本格的にボクシングを始めた。普段は鍼灸師やパーソナルトレーナーを務める。家族は両親と弟。右オーソドックスファイター。178センチ。

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