帝拳の藤田健児 WBOユースオリエンタルフェザー王者を2回TKO
ボクシングの「WHO.S NEXT DYNAMIC GLOVE」が3日、後楽園ホールで行われ、アマチュア10冠の藤田健児(29)=帝拳=が、フェザー級8回戦で、ダニエル・ニコラス(フィリピン)を2回54秒TKO勝利で飾り、圧巻の強さを見せた。
ニコラスはここまで7戦7勝(4KO)。WBOユース・オリエンタルフェザー級王者の戦歴も、藤田が1回から攻勢を仕掛けた。2回にも猛攻を浴びせ倒れそうになるとレフェリーストップが入った。この一戦の勝利でデビューから4戦4勝(3KO)と強さを見せるサウスポーは「結果はいいですけど、まとめ方がまだまだです」と納得いかず。栗生隆寛トレーナーには「雑すぎると言われました」と反省した。
それでも2回に決着をつけたことには「相手の目がおよいでいたので、今しかないという気持ちでした。長びくと自分が疲れるので、倒す勝ち方にこだわっていました。次の試合も豪快に倒すことを考えていきたい。まだまだ通過点です」。アマチュアで174戦の戦歴を持つ帝拳ジムのホープはタイトル取りへ意欲をみせた。