那須川天心 ボクシング転向第2戦は9月中旬 人生初の走り込み合宿で「日々、成長」実感
ボクシングの日本スーパーバンタム級7位・那須川天心(24)=帝拳=が7日、千葉県成田市内での走り込み合宿を公開した。4月のプロボクシング転向初戦で勝利を飾り、2戦目は9月中旬に首都圏で開催を予定。「さらに強くなっている。期待してもらったらうれしい」とアピールした。
人生初の走り込み合宿で、天心が体をいじめ抜く日々を過ごしている。ゴルフ場を走るのは初めて。「よっしゃー、緑。気持ちいい。最高!」と思っていたが、合宿3日目で体は悲鳴を上げているという。「非常にアップダウンが激しくて、自分の気持ちもアップダウンしています」と苦笑い。しかし、「日々、成長を感じています」と即答した。
4月8日のデビュー戦では、6回戦で3ー0の判定勝ち。だが「6ラウンドはできたけど、(これからは)それの倍を戦わないといけない」と気を引き締める。将来に備えて、さらなる体力強化に乗り出した。早朝5時起きで10キロの走り込み、午後はダッシュ、体幹トレーニングのメニューをこなしている。
インターバル走では参加した6選手中でしんがりだったが「全身筋肉痛だけど伸びしろしかない。スタミナをつけて、もっと強くなれる。自分が楽しみ」と前向きに捉えた。
帝拳ジムの本田明彦会長は、次戦は9月中旬の予定と明言。10日に合宿を打ち上げ、2戦目に向けて米国合宿のプランもある。「みんなをアッと驚かせることができると思う。期待してもらえたらうれしい」。ボクシングの世界で頂点をつかむまで、自分をとことん追い込んでいく。