国内最年長45歳の野中悠樹が計量クリア「勝利を」 亀田興毅ファウンダー「“尼のフォアマン”やね」日本Sミドル級王座決定戦
「ボクシング・3150FIGHT SURVIVAL」(10日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)
新設された日本スーパーミドル級王座決定戦10回戦の前日計量が9日、大阪市内で行われた。国内男子最年長の45歳、日本スーパーミドル級1位の野中悠樹(渥美)はリミット(76・2キロ)、対戦相手で同級2位、元東洋太平洋ミドル級王者の帝尊(たいそん)康輝(30)=一力=は、76・1キロでともに一発クリアした。
勝てば自身の持つ国内男子最年長41歳2カ月のJBC(日本ボクシングコミッション)公認タイトル奪取記録を更新する野中は、会見で「今回が50戦目。最高の形で勝利を収めたい」と意気込んだ。また、同席した亀田興毅ファウンダーは、「40歳を超えて頑張り続けるのは素晴らしい。最年長だから“尼のフォアマン”やね」と野中の出身地の尼崎から異名をつけた上で、「リングの上は結果がすべて。両選手とも悔いの残らない最高の試合をしてほしい」とエールを送った。
同王座の初代王者を目指す戦いは、野中にとって再起戦でもある。昨年7月にWBOアジアパシフィック・ミドル級王座の防衛戦で、2階級下から階級を上げてきた能嶋宏弥(薬師寺)にまさかの6回TKO負け。しかし、王座を陥落しても、グローブをつるすことはなかった。
関西の日本重量級をけん引してきた野中に、大阪出身の帝尊は「初代スーパーミドル級王座をかけて戦う相手が野中さん。野中さんだから一生懸命練習を頑張ってこられた」とレジェンドに敬意を示した。野中も、15歳年下で長身のサウスポーに対して「スケールが大きく、強い左の強敵」と闘志を燃やしていた。
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