天龍源一郎氏が約10カ月の入院生活から退院へ「すこぶる元気です!」2月に敗血症性ショックで緊急手術

 天龍プロジェクトは11日、元プロレスラーの天龍源一郎氏が10カ月の入院生活から6月末に退院する運びとなったことを発表した。

 天龍氏は「環軸椎亜脱臼に伴う脊髄症・脊柱管狭窄症」による突然死のリスクが判明。以降は「自力歩行厳禁、絶対安静の状況からハローベストを付けての生活、その後手術、懸命にリハビリを続けておりましたが、その間にも3度、心臓や他の症状で悪化が見られ、転院などを繰り返しながら治療にあたって参りました」という。

 その後、首の症状が落ち着いたが、「天龍祭」が行われた2月には腎臓から来る敗血症性ショックで緊急手術。ただ、諦めずに治療に励み、「本人も大変前向きに意欲的で、ファンの皆様、選手たちとの再会を楽しみにしております。そして、再びリングの上から皆様にご挨拶をする日を待ち望んでおります」とした。

 現在は、6月末の退院に向けて、数日間の一時外泊をしながら日常生活への準備を進めているという。退院後は自宅療養をしながら、出来る仕事から再開する方針。「大会への参加は、拘束時間が長いこと、本人の負担が大きい可能性があることから、体調を最優先とし、焦らずに少しずつの参加となります」とした。

 関係者に感謝をしながら、代表を務める同氏の娘、嶋田紋奈さんは「これからも生活に不自由は残ります。自身の人生を腹いっぱいプロレスと向かい合ったことで起こってしまった病状ではありますが、それだけ捧げてきてくれたことを娘として大変誇りに思っております」とコメントした。

 天龍氏のコメントは以下。

 「長くご心配をおかけいたしましたが、この度退院することになりました。ちょっと痩せちゃったけどね、すこぶる元気です!『天龍、今日も元気です!』ってやつですよ!

 退院をしたからといって、ことさら何が出来るわけじゃないんだけど、それでも今まで支えてくれた家族や選手、ファンに今の自分自身をさらけ出して、出来ることをして生き抜いていこうと思っています!

 天龍源一郎は本当にしぶといな!と言われるかもしれないけど、いつも長生きも楽じゃねーなと思いながら、でもそれも、俺の天命だと思ってしぶとく頑張りますよ。今こうして俺の留守を支えてくれている選手たちの頑張りには本当に感謝しているよ、ありがとう!

 またどこかで会える日を楽しみに、励みにしますので、それまでもう少し待っていてください!エイエイオ」

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