井岡一翔 ジョシュア・フランコ世界戦へ練習公開「分かりやすく言うと倒しにいく」
プロボクシング・ジョシュア・フランコ(27)=米国=とWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ(24日・東京・大田区総合体育館)を行う同級6位・井岡一翔(34)=志成=が19日、都内の所属ジムで練習を行った。
「覚悟のリマッチ」と位置づける井岡。世界戦を5日後に控え「ラスベガス(合宿)キャンプで約1カ月半、いい時間を過ごすことができて、ここまでいい仕上がりで順調に来ている。自信を持って臨める」と手応えを明かした。
シャドーボクシングと、イスマエル・サラストレーナーとマスボクシングを行った。フランコとのダイレクトリマッチの戦略プランについて「分かりやすく言いますと、倒しにいきます。はっきりと。それが全てです。明確に倒しに行く。それだけです」と不退転の決意を明かした。
世界戦勝利数は日本人最多20勝。プロ通算30勝にも王手をかけているが、勝利への記録の上積みについては「現役でやっている以上は自分で振り返るつもりはない。ひとつひとつ、一戦一戦、大事な試合を戦っていくだけ」と記録にはこだわらない姿勢を明かした。
井岡は改めて、WBC世界王者のファンフランシスコ・エストラーダ(メキシコ)との対戦目標を掲げた。「彼とやるんだったら、統一戦という条件が最低条件だと思う。自分がチャンピオンという立場になって、振り向いてもらえるようにしないといけない」と熱い思いを明かした。