大麻成分検出騒動の井岡一翔「正々堂々と戦っている」司会者が質問制すも自ら回答「正義が勝つと証明しないと」

現在の心境を語る井岡=都内(撮影・西岡正)
フランコ(左)が見つめる前で試合での抱負を語る井岡=都内(撮影・西岡正)
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 ボクシングのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ(24日・大田区総合体育館)の前日計量が23日、都内で行われ、WBA世界スーパーフライ級6位・井岡一翔(志成)が52・0キロでパスし、ガッツポーズした。

 同級王者のジョシュア・フランコ(米国)は55・2キロでオーバーウエイト。3・1キロ超過で、2時間以内に再計量を行う事態となった。これに対し、井岡は「僕の気持ちとしては何一つ変わらない。やるべきことをやって、明日リングに上がって、僕がチャンピオンになるだけ」と心境を明かした。

 JBCは21日に、昨年、12月31日のフランコ戦ドーピング検査で採取された尿検体から大麻成分である(THC-COOH)が検出されたと発表。ただ、閾(いき)値は超えていないため、予定どおり開催される運びとなった。井岡陣営は「大麻等の禁止物質を摂取も使用もしておりません。今回も、井岡の潔白を証明していく所存です」と声明文を出していた。

 計量後の会見では、これについて質問が。司会者から「明日の試合のみの質問に…」と制止されたが「いいですよ」と自ら切り出した井岡は「明確にいつ聞いたか、日にちまでは覚えてないですけど、僕が思う気持ちとしては、ボクシングと自分と向き合ってきて、自分自身に嘘はついていません。自分と真摯に向き合っているというのが自分としての気持ち。正々堂々と戦っています」と、きっぱりと宣言。

 「以前にもこういうことがあって、100%JBCとの関係性も僕の中では修復していませんし、自分の中で思う気持ちもありますけど、僕としてもチームとしてもこの試合を実現させることがベストだと思っていますし、実現して、勝利して、必ず正義が勝つと証明しないといけないと思っているので。まずは明日無事にリングにあがれることを信じて、最後まで僕がやるべき事をやるだけ」と話した。

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