「ＲＩＺＩＮ．４３」（２４日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ）

　元Ｋ－１王者の久保優太が、ＲＩＺＩＮ初参戦の木下カラテとＭＭＡルールで対戦。２－１の判定勝ちでＭＭＡ２連勝を飾った。

　ほぼ互角の攻防だった。２回、木下が強烈なボディでダメージを与えれば、久保も左フック、ストレートを当て反撃。３回は残り３分を切り、木下が再三タックルを仕掛けたが、久保が防御。僅差の判定で久保が勝利した。

　木下は５歳から極真空手を始め、１９年３月に修斗でプロデビュー。６勝全てがＫＯ勝利と破壊力のある打撃を武器に久保との一戦に臨んでいた。

　久保はＭＭＡで太田忍、シバターに連敗。シバター戦後には“八百長騒動”で話題を集め、１年間リングから遠ざかったが、２２年１１月に復帰。奥田啓介にＴＫＯ勝利を飾り、ＭＭＡ初勝利となった。

　会場には久保の元妻で歌手のサラも来場。一緒に入場すると、セコンドから絶叫応援。３回には「まだ終わってないぞ！」と猛ゲキも飛んだ。

　試合後、マイクを握った久保は「３回バテてしまって。これがＭＭＡで、いばらの道ですが、サラちゃんにもがいている姿を見てもらいたくて。立ち技では強いと言われてましたが、太田忍さんに負けたり、シバターさんに負けたり、何やってんだよ、と言われましたが。これから見ててください。トップに立って、フェザー級でチャンピオンになる。何言ってんだと思うと思いますが、見返してやるぞ！」と声を張り上げた。