世界王者返り咲きの井岡 一夜明け喜びもJBCには改めて不快感「ちゃんとした手順を踏めばこういうことはない」

 本紙紙面を手にガッツポーズをする井岡一翔(撮影・園田高夫)
 笑顔でガッツポーズを決める井岡一翔(撮影・園田高夫)
 ガッツポーズをする井岡一翔(撮影・園田高夫)
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 WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチに勝利し、同級王座に返り咲いた元世界4階級制覇王者・井岡一翔(志成)が25日、都内の同ジムで一夜明け会見に臨み、喜びを語るとともに、日本ボクシングコミッション(JBC)にドーピング検査の検査手順、発表手順などの改善を要望した。

 昨年大みそか、ジョシュア・フランコに0-1で敗れてから、昨夜は判定3-0で完勝しリベンジ。「睡眠は短かったけど安ど感、終わった安心感はあります。チャンピオンになったというより、自分が(ダイレクトマッチを)挑んだ試合に対して勝利を成し遂げた喜びはある」と勝利したことのみにフォーカスした。

 一方で、昨年の大みそかのドーピング検査で試合直前の3日前に大麻成分が出たことの発表には、昨夜の勝利後の会見同様、JBCへの不信感を改めて明かした。「試合が決まっている中で、ちゃんとしたマニュアル、手順を踏めばこういうことはない」と怒りの表情というよりも、あきれた表情で話し、今後については「これ以上、説明することもない」と自ら語りたくない思いを明かした。

 試合は無事成立したが、志成ジムの二宮マネジャーは今回の騒動で本人の名誉回復について触れ「潔白を証明するということは考えている」と話した。

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