新王者・井岡一翔 JBCに“大麻問題”で苦言「手順を踏んでやるべき」 世界戦から一夜明け エストラダ戦も熱望
WBA世界スーパーフライ級で新王者となった井岡一翔(34)=志成=が25日、都内の同ジムで会見し、喜びを語るとともに、次戦はWBC同級王者のフアンフランシスコ・エストラダ(メキシコ)との対戦を熱望した。王座に返り咲き「エストラダ選手と戦いたいというのが一番の希望。戦えるのなら日本でなく米国でやりたい」として、王座統一戦の実現を目指す。
試合では体重超過のジョシュア・フランコ(米国)を相手に3-0の判定の快勝。一夜明けの顔にはほとんど傷がなく、晴れやかな表情で「希望したダイレクトリマッチでチャンピオンになったことより、自分が望んだ試合で結果を出せたことの喜びの方が大きい」と明かした。
一方で、日本ボクシングコミッション(JBC)が21日に発表した大麻成分検出については「手順を踏んでやるべき。ちゃんとしたマニュアル、手順を踏めばこういうことはない」として、水を差しかねない試合直前の発表に不信感を示し、改善を訴えた。