大橋会長 井上尚弥はSバンタム級でよりモンスターに「筋肉の付き方も全然違う」
「ボクシング・WBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(25日、有明アリーナ)
ボクシングの前4団体世界バンタム級統一王者の井上尚弥(30)=大橋=が15日、横浜市内のジムで練習を公開したが、前日のスティーブン・フルトン(28)=米国=に対抗したのか、短時間で切り上げた。シャドーボクシングはフルトンより短い30秒で終了。視察したフルトン側のワヒード・ラヒーム・トレーナーに手の内を隠した。3月に拳を負傷した井上尚はここまで順調に調整が進んでいるもようで、「一発が当たれば、間違いなく終わる」と4階級制覇へ自信を見せた。
大橋会長は井上尚のスーパーバンタム級転向での王座奪取に手応えをうかがわせた。12年のデビュー当時のライトフライ級から4階級目となるが、調整をチェックしてきた同会長は「バンタム級の時より、筋肉の付き方も全然違う。階級を上げると、逆にスピードとパワーが生きてくる選手。適性階級はスーパーバンタム級と思っていた」と話した。