プロ格闘家・CHAN-龍さんが死去 21歳 修斗が発表 計量欠席、連絡途絶え捜索も 減量苦原因の声も「臆測はお控え下さい」
格闘技団体の修斗は1日、20年にデビューし、プロMMA6戦全勝で、修斗新人王も獲得した有望格闘家、CHAN-龍(本名 岩本龍弥)さんが亡くなったことを発表した。21歳だった。
CHAN-龍さんは3月の大会で1・7キロの体重オーバーで失格。23日に試合出場の予定だったが、前日計量を連絡なく欠席。リーグ戦の出場権をはく奪されていた。先週、一部で訃報が報じられ、減量苦を原因とする声も上がっていた。
日本修斗協会の発表全文は次の通り。
「関係各位
いつも大変お世話になっております。
この度、CHAN-龍選手の訃報に関してご報告申し上げます。
CHAN-龍選手は、当初、7月23日に開催されたプロフェッショナル修斗公式戦後楽園ホール大会(主催:株式会社サステイン)へ出場を予定しておりましたが、大会前日に行われた計量会場に姿を見せず、CHAN-龍選手との連絡が途絶えた為、地元・徳島で捜索が行われました。
大会終了後にCHAN-龍選手がお亡くなりになっていたことが、所属するMMA Zジムの安芸佳孝代表より報告がありました。
ご親族からの強い意向もあり、大会や選手に与える影響を考慮し発表は控えておりましたが、このような形で皆さまへのご報告となったこと、そしてご報告が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。
しかしながら、残されたご親族の皆様は今も深い悲しみの中に身を置かれていらっしゃいます。報道並びに格闘技関係者の皆様方におかれましてはそっとお見守り頂けますようお願い申し上げます。CHAN-龍選手のご親族やご友人への取材、また憶測などでの記事の掲載やSNSへの投稿もどうかお控えいただきますよう改めてお願い申し上げます。
今回このような形で皆様にご報告を差し上げることは大変残念でなりません。この事実を受け止めCHAN-龍選手が戦った修斗の舞台を未来に残していきたいと思います。
心よりCHAN-龍選手のご冥福をお祈り申し上げますとともに、これまでCHAN-龍選手への温かい声援、ご支援頂きました皆様には心よりお礼を申し上げます。
一般社団法人
日本修斗協会
会長 佐藤信義」