ボクシング日本ミドル級タイトルマッチ１０回戦（５日、大阪市住吉区民センター）の前日計量が４日、大阪市内で行われ、王者・国本陸（六島）は挑戦者で同級１位・酒井幹生（角海老宝石）とともにリミットで一発パスした。「夏だから倒れたらいけないと思い、早めに体重を落とした。それが良かった。いつも以上にコンディションがいい」と王者は自信をあふれさせた。

　昨年４月、王座奪取時に大差判定で破った相手と再戦。「倒しにいくチャレンジャーの気持ち。前回は大阪でどうしてもチャンピオンにならんとあかんとプレッシャーがあったけど、今回は緊張していない。自信がある。どんな形であれ、今回は倒す」と、ＫＯ勝利を宣言した。

　世界で人気も層も桁違いのミドル級。まずは日本王座の防衛を重ね、一歩ずつ上がっていく。