辰吉寿以輝、2年9カ月ぶりの試合へ計量パス、「最低でもKO」6日フェザー級8回戦

 2年9カ月ぶりの試合を前に計量をパスした辰吉寿以輝
 計量を終えて妻お手製の参鶏湯でエネルギーを注入する辰吉寿以輝
 2年9カ月ぶりの試合を前に、計量をパスした辰吉寿以輝(左)と対戦相手の山原武人
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 ボクシングの元WBC世界バンタム級王者、辰吉丈一郎(53)の次男、寿以輝(27)=大阪帝拳=が5日、大阪市内で6日に行われる2年9カ月ぶりの試合へ計量をパスした。大阪市のエルシアターで、山原武人(23)=泉北=とフェザー級8回戦を行う。

 リミット(57・1キロ)に対して寿以輝は56・7キロ、山原は56・9キロでともに一発クリア。主戦場のスーパーバンタム級より1階級上のため、寿以輝は「めちゃくちゃ順調、バッチシ」と笑顔を見せた。

 故障による3年近いブランクを経たリング。アマチュア戦績の豊富な山原が相手だが、「相手がどうこうではなく、久しぶりの試合なのでまず自分」と落ち着いた様子。一方の山原も「初めてのA級で初めてのメイン(イベント)。自分のボクシングをして勝ちたい」と意気込んだ。

 計量後、寿以輝は妻の優さんお手製の参鶏湯(サムゲタン)でエネルギーを注入。現在デビューから現在13勝(9KO)1分けで、KOへのこだわりは強い。今回も「最低KO勝ち。最高は、もらわずに勝つこと」と自身に課した。

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