ボクシングのＷＢＣ本部（メキシコ）で４日（日本時間５日）、ＷＢＣ世界ミニマム級暫定王者・重岡優大（ワタナベ）と同級正規王者パンヤ・プラダブスリ（タイ）との団体内王座統一戦の入札が行われ、亀田プロモーションが落札した。関係者によれば、亀田側が２１万３０００ドル（約３０００万円）、相手が１７万ドル（約２４００万円）とミニマム級では異例の高額決着だった。

　同統一戦はＷＢＣから指令され、１１日の「３１５０ＦＩＧＨＴ　Ｖｏｌ６大会」（エディオンアリーナ大阪第１競技場）での開催に向け、交渉したが決裂していた。また、同興行で開催予定だった優大の弟でＩＢＦ世界ミニマム級暫定王者・重岡銀次朗（ワタナベ）と同正規王者ダニエル・バラダレス（メキシコ）との団体内統一戦も、重岡銀の負傷により延期された。

　重岡優戦を落札したことで今秋、３１５０ＦＩＧＨＴ内で仕切り直しの兄弟同日、団体内王座統一戦が実現する可能性は高い。４日には興行を主宰する亀田興毅ファウンダーは「兄弟でダブルタイトルマッチにもっていければ。場所は東京で」と、見通しを示していた。