大仁田厚 テリー・ファンクさん死去に「死ぬとは思っていなかった」米テキサスの自宅訪問計画もあった
「テキサス・ブロンコ」の愛称で知られ、兄ドリー・ファンク・ジュニアとのタッグ「ザ・ファンクス」などで活躍した人気プロレスラー、テリー・ファンクさんが亡くなったことが24日までに分かった。79歳だった。対戦経験のある「邪道」大仁田厚がデイリースポーツの取材に対し「びっくりしました。死ぬとは思っていなかったので実感が湧かない。(テキサス州)アマリロの自宅に行こうかと考えていた」と明かし、悲しんだ。
大仁田は1993年の5月5日、FMW興行の川崎球場大会での「ノーロープ有刺鉄線電流爆破超大型時限爆弾デスマッチ」で勝利後、ともに電流爆破で爆風を受け、当時話題になった。昨年も米国のテリーさんと電話で話し「俺は元気だよ」と話していただけにショックだという。
全日本プロレス時代にはテリーさんの自宅、米テキサス州アマリロで約1カ月間、生活した経験もある。在宅中「今日はチキンパーティーだ」とテリーさんに鴨のハンティングにつれて行ってもらったが、一匹も射止められず、スーパーでチキンを買ってパーティーした思い出もあるという。「一緒にスーパーに行って、会う人に『テリー、テリー』って声をかけられていた。みんなに愛される人だった」としみじみと振り返った。
1977年のファンクス対ザ・シーク&アブドーラ・ザ・ブッチャー組の試合ではブッチャーのフォーク攻撃を受け、血だらけにされるなど、数々のインパクトを残したテリーさんに大仁田は「オールマイティーなレスラーというデスマッチもラファイトも、クリーンファイトもできる。オールマイティーなレスラーでした。ご冥福をお祈りします」と神妙に話した。