井上尚弥 タパレス分析開始「フルトンより怖いかも」 4団体統一王座実現後のプランも明かす
ボクシングのWBC・WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(30)=大橋=が1日、都内での「WOWOWエキサイトマッチSP」の収録に臨み、年末の対戦に向けて交渉中のWBAスーパー、IBF同級世界王者マーロン・タパレス(31)=フィリピン=の分析を進めていることを明かした。
8月中旬からジムワークを再開したという井上。タパレスの映像をチェックして「柔軟性のある動きをしてるし、ディフェンスがうまい。一発もあるし、フルトンより怖いかもしれない。思ったよりいいボクサー」と警戒を強めた。既にタパレスの動きを想定してミット打ちを開始したという。
年内の4団体統一王座実現後のプランも明かした。収録中にはカシメロ(フィリピン)、ネリ(メキシコ)、アフマダリエフ(ウズベキスタン)との対戦も希望し「この4選手(タパレスを含め)は、この階級にいる限り避けられない。4選手をクリアしたら、自信を持ってフェザー級に行けると思う」。
フルトン戦でのTKO勝利でスーパーバンタム級を極める自信を深めた様子。「前回の試合で不安を抱えたらこだわりはなくなるけど、1ミリもなかった。自分の限界がここじゃないというのを感じた」ときっぱり。日本男子初の5階級制覇へ、モンスターの進化は止まらない。