井上拓真 誓ったKO初防衛 兄・尚弥に続いて統一王者へ「ここからがスタート」
「WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(11月15日、両国国技館)
WBA世界バンタム級王者・井上拓真とWBA世界フライ級タイトルに挑戦するユーリ阿久井政悟が27日、都内で会見を行い、井上拓は初防衛、ユーリは王座奪取を誓った。また、アンダーカードでは、54・5キロ契約8回戦で日本バンタム級11位・与那覇勇気(32)=真正=と辰吉寿以輝(27)=大阪帝拳=が対戦する。
兄・尚弥に続く4団体統一への第一歩にする。4月に王座を奪取した井上拓は「自分自身ここからがスタートだと思っている。兄に続けるように。統一チャンピオンになりたいと頑張っているので、ここをしっかりクリアしたい」と初防衛戦へ意気込んだ。
アンカハス戦へ向け気合を入れた。相手はIBF世界スーパーフライ級を9度防衛した実力者。「今まで戦ってきた中で一番、強いと思う」と言うが、ここまでは井上尚弥、いとこの井上浩樹とジム内合宿を行って調整は順調に進んでいる。「過去一の最高の仕上がりをして、しっかり倒したい」とKO勝ちを誓う。
兄・尚弥からは「相手は強いから、何が何でも勝てよ」とゲキを飛ばされた。世界戦で初めてのメイン。「今まで以上に熱く盛り上がる試合を、しっかり務めていきたい」と表情を引き締めた。