アントニオ猪木さん1周忌 ドキュメンタリー映画先行上映会にオカダ、棚橋、海野が来場 海野「作中も怒りのエネルギーが凄い」

 昨年10月1日に79歳で死去した元プロレスラー・アントニオ猪木さんを題材にしたドキュメンタリー映画「アントニオ猪木を探して」の先行上映会が1日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ新日本プロレスの海野翔太、オカダ・カズチカ、棚橋弘至が出席した。

 それぞれが新日本プロレスの大先輩、猪木さんとの思い出を語った。棚橋はビッグマッチ前、猪木さんに「お疲れさまです」と挨拶した際に「疲れてねえよ」と言われたエピソードを明かし「猪木さんは疲れないんだ。カッコいい」と思ったという。その後、2012年1月4日の東京ドーム大会でオカダに「お疲れさまです」と挨拶され「疲れてねえよ」と返し、その後も若手に挨拶されたら切り返すことがあることを明かした。

 97年生まれの海野は98年に引退した猪木さんと接点はないが「テレビの中の人というか、あまり印象はないけど、映画を見て素直にカッコいいなと思った。後にも先にも猪木さんのような方は出てこないと思った。(猪木さんは)ストロングスタイルですけど、作中も怒りのエネルギーが凄い」と、感想を明かした。

 オカダは猪木さんと番組の企画で対談した時のエピソードを明かし「『猪木さんを超えたい』と言ったら『どうぞ、超えてください』と話されて、軽いもんだなと思ったけど、メッセージとして伝わってきた」と“超えてください”の言葉の意味を考えたという。

 棚橋は新日本プロレスの道場に飾ってあった猪木さんのパネルを2009年に外したが、今年になって再び飾っていることを明かし「外した人間が言うのもなんですけど、海野みたいに知らない選手がどんどん入門してきているので、猪木さんに見守ってもらいたい」と思いを明かした。

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