パッキャオ氏のパリ五輪ある?IOCに要望書 ボクシング6階級制覇 海外メディア報じる
プロボクシングで世界6階級制覇のマニー・パッキャオ氏(45)=フィリピン=が希望している来夏のパリ五輪出場について、フィリピン・オリンピック委員会(POC)が国際オリンピック委員会(IOC)に特別要望書を提出したことが19日までに明らかになった。英国の五輪ニュースサイト「インサイド・ザ・ゲームズ」など複数のメディアが報じた。
五輪のボクシング競技の年齢制限は39歳。パッキャオ氏はすでに超えているが、21年の東京五輪では特別に免除された例がある。もし、パッキャオ氏が実績によって免除が認められれば、来年にイタリアとタイで開催される五輪予選のどちらかで出場権を獲得する必要がある。
また、同サイトでは、出場枠を持たない国への特別枠がIOCから与えられる可能性もあるとしている。パッキャオ氏自身は、18日にも自身のSNSに、激しいミット打ちの動画と「いつもハードに練習している」とコメントを寄せている。
パッキャオ氏は2021年に現役を引退した後は、同国の大統領選に出馬するなど政治家として活躍。アマチュア時代に五輪に出場した経験はないが、08年の北京五輪開会式でフィリピンの旗手を務めた。