井上尚弥「タパレス戦を想定してギアを上げていく」12月有力視「正式発表、もう数日お待ち下さい」
ボクシングの大橋ジムは23日、WBC・WBO世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(30)とWBA世界バンタム級王者・井上拓真(27)が横浜市内でのジムでメキシコ人選手とスパーリングを行ったと発表した。
井上尚弥は次戦は12月のタパレス戦が有力視されている。スパーリングパートナーのIBOスーパーバンタム級王者エリック・ロブレス(23)と6ラウンド拳を交え、「先月のフィジカル合宿を終えてからは、これまでマスボクシング中心だった。今日が外国勢とは初めてでした。テーマとしては自分の動きを仕上げることを考えている。今日やってみて練習になる相手、諦めない相手だと分かりました。2人は1カ月間、いてくれるそうなので、ギアを上げてやっていこうと思います。次戦は正式に発表できるまで、もう数日お待ちください。タパレス戦を想定し、ギアを上げていきたい」とジムを通じて開かした。
11月15日に同級6位ジェルウィン・アンカハスと初防衛戦を行う井上拓真は10勝(9KO)の世界王者と対戦経験のあるホセ・アンヘル・ガルシア(25)と4ラウンドのスパーリングを行った。「先週からフィリピンの3人とスパーリングを開始しました。週2、3回ぐらいのペースでやる予定でいます。今日からメキシコ人のパートナーも来日したので、やってみました。今日のメキシコ人の方がアンカハスに似ている部分がある。5人もサウスポーがそろうなんて環境的にはすごくいいですね。スパーリングは2週間前か、10日前には終わるつもりで、疲れと体重、体調を見て決めていきたい」と話した。