11月引退の赤井沙希 “盟友”SKE48・荒井優希と最後のシングルマッチで貫禄勝ち
東京女子プロレスは27日、東京・後楽園ホールで「ALL RISE ’23」を開催。11月12日の東京・両国国技館で引退する赤井沙希(DDT)がSKE48・荒井優希とのシングルマッチで勝利した。
荒井は昨年4月に赤井と初タッグを結成。その後、チーム名は“令和のAA砲”と命名され、同年7月にはプリンセスタッグ王座を戴冠したが、今年1月4日の後楽園で陥落。9月18日の名古屋大会で最後のタッグを組んだ際、荒井が赤井とのシングル戦を熱望し、この日の一戦が実現した。
序盤から赤井はエプロンを走って蹴りを見舞い、ヘッドシザースで絞め上げるなど厳しい攻め。荒井はビッグブーツで活路を見出そうとするも、赤井が三角締めで捕獲。ビッグブーツの応酬から、赤井がビッグブーツ連発、PK、ビッグブーツ。荒井は新人賞から必殺のFinally(カカト落とし)を叩き込むも、赤井は長い足をロープに伸ばす。トップロープでのエルボーの攻防で荒井が打ち勝ち、ミサイルキックを発射するも自爆。赤井はバズソーキック、ビッグブーツ2連発、最後はケツァル・コアトルを決めて3カウントを奪った。
貫録勝ちを収めた赤井は「優希ちゃん、私の最後の後楽園、シングルの対戦相手になってくれてありがとう。でも、私はまだ、今の優希ちゃんに超えられるわけにはいかなくて。私もいろんな経験をしてきました。でも、優希ちゃんはこれから新しい出会いとか、いろんな経験が待ってるから、それを強さに変えてください。でも時には挫折とか心折れるときもあるかもしれないけど。優希ちゃんには、こんなにたくさんの心強い仲間がいるから。だから、この子を支えてあげてください」とエールを送った。