天龍プロジェクトは３０日、都内で「第３回龍魂杯」の記者会見を行い、天龍源一郎氏が出席。今年８月に「治療を要する症状」から退院後、初の公の場に姿を現した。

　天龍氏は２０２２年９月に広範囲にわたる頸髄（けいずい）損傷が見つかり、入院。退院後、今年２月には腎臓から来る敗血症性ショックで緊急手術を行うなど入退院を繰りかえしていたが、病状も回復したため会見に姿を現した。

　車椅子で登場した天龍氏は「こういう場に出るのも１年ぶりですか、（嶋田）代表が詳しいことを説明してくれて、内心しめしめと思っております」とほくそ笑んだ。また「今日は久しぶりに選手とお会いしたのですが、みんなやる気満々で、盛り上げて激しい戦いをやって、お客さんに喜んで帰っていただくようにしてもらいたい。今日会った選手たちもすがすがしい感じで、気持ち良くこの大会を迎えられると思います」とハスキーボイスで答え、大会を楽しみにした。

　１１月６日からは「龍魂杯シングルトーナメント」が東京・新木場１ｓｔＲＩＮＧで行われ、決勝の１１月１９日の後楽園ホール大会で天龍氏はファンの前に姿を現す予定。「たぶん緊張すると思いますけどね。ファンの前に顔を出されるようになって自分でもうれしいです」と喜び、体調面についても「体調は万全ですよ。ハワイホノルルマラソンに出ようと思っています。ハワイに行くためにもね」とホノルルマラソン参加への野望を明かした。