81歳のグレート小鹿が電流爆破マッチ 試合前から賛否も大仁田組に勝利「覚悟してリングに登りました」
「新潟プロレス」(12日、万代島多目的広場大かま)
メインイベントでグレート小鹿と、大仁田厚の全日本プロレス出身の先輩後輩対決が、電流爆破の試合形式で行われ、グレート小鹿組が勝利した。
グレート小鹿、ビッグ・THE・良寛、鈴木敬喜の新潟プロレス組VS大仁田厚、雷神矢口、佐野直のFMWE組による電流爆破は「電流爆破4本有刺鉄線バリケードマットメガトン電流爆破デスマッチ」と題名がつけられた。
小鹿は81歳で電流爆破のリングに立ち、試合前から賛否両論を巻き起こした注目の試合。「男一匹 最後のリングへ!!グレート小鹿」と背中に刺繍を施した純白のガウンに身を包み、緊張した面持ちで入場した。
序盤、小鹿は佐野とリング上でやり合うも、徐々に劣勢に立たされ、その隙をついた大仁田が、小鹿の背中に1発目の電流爆破を無情にも振り下ろした。これを小鹿がギリギリで返し、会場は割れんばかりの拍手と歓声が湧き起こる。最高齢電流爆破達成。最後は佐野が、小鹿、鈴木からダブル電流爆破バットを浴びせられ、マットに沈み小鹿組が勝利した。
試合後、毒霧で緑に染まった顔も勇ましく、小鹿が若手に支えられて雄叫びを上げるも、崩れ落ちる。ロープにもたれつつなんとか立ち上がり、マイクを手に取った小鹿は「僕は覚悟して今日、リングに登りました。皆さんのおかげで、またリングに上がろうという気持ちで、胸がいっぱいです。ありがとうございました」と感無量の顔で話した。
その後、歩み寄り握手を交わした大仁田は「皆さんに問います。81歳でこのリングに立てました。このことをたたえてください。今日はありがとうございました!」とリング上で小鹿をたたえて、抱き合った。