拳剛 龍魂杯優勝 1年3カ月ぶり来場の天龍源一郎氏と祝う「天龍さんから教わったプロレスで盛り上げる」

 優勝した拳剛
 矢野啓太(下)を攻める拳剛
 矢野啓太(下)を攻める拳剛
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 天龍プロジェクト「第3回龍魂杯」が19日、東京・後楽園ホールで行われ、闘病中の天龍源一郎氏(73)が1年3カ月ぶりに会場に姿を見せ、視察する中、拳剛が初優勝を飾った。

 天龍氏から直々にプロレス道、龍魂(りゅうこん)をたたき込まれた拳剛は決勝戦で、矢野啓太相手にトップロープからフロッグスプラッシュを決め、27分51秒、カウント3を奪った。天龍氏から「優勝おめでとう」とトロフィーにビールをつがれ、飲むと「ビールおいしいっす!本当においしいっす」と笑みをこぼした。

 龍魂杯2度目の出場で、昨年の覇者、矢野を下しての初戴冠。「プロレス14年間で、間違いなく一番、過酷なトーナメントだったと思います。途中、マジで逃げ出したくなりましたけど、やっぱり、俺がこれからのプロレス界を支えていかないかんなとマジで思っているので、自分の気持ちに嘘をつくことはできなかった。逃げることはできなかったです」と、息を弾ませ振り返った。

 今後は全タイトル挑戦への目標を明かした拳剛は「これからもこの業界にしがみついて、天龍さんから教わったプロレスでプロレス界を盛り上げていきたい」と決意を新たにした。天龍は「なんか感じてくれて、リングで発揮してくれたらそれで十分ですよ。行く団体によってリングのカラーは違うから、そこを感じ取ってくれて表現してくれるならそれで十分」と喜んだ。

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