衝撃KO負け朝倉未来、脳振とうで「まともに会話できる状態ではない」白川が状況説明「試合したのもわかっていない」
「FIGHT CLUB」(19日、会場非公開)
総合格闘家の朝倉未来(31)が自身初のキックルールでの試合で、初代RISE王者で大会プロデューサーのYA-MAN(27)と対戦したが、1回1分17秒で衝撃のKO負けに終わった。ダメージが大きいため、試合後の取材対応はなく、主催者によると病院には行っていないものの、脳しんとうが酷い状況だという。
朝倉は7月のRIZINでのフェザー級王座戦でケラモフに敗れて以来、4カ月ぶりの復帰戦となったが、慣れないキックルールで、しかも薄いオープンフィンガーグローブでの打撃戦に沈んだ。第1ラウンド序盤、大振りが目立つ朝倉に対し、コンパクトに打撃をまとめてくるYA-MANがペースを掌握。1分過ぎにコーナーに追い詰められて強烈な右ストレートを浴びると、前のめりに崩れ落ちてダウン。フラフラの状態で1度は何とか立ち上がったが、その後もラッシュを浴びてリングに沈んだ。
衝撃的なKO負けを喫した朝倉はコーナーに座り、呆然とした表情を浮かべた。リングを引きあげようと立ち上がった時にもふらついており、ダメージの深刻さを物語った。「朝倉未来軍団」として共闘した白川陸斗は、試合後の朝倉の様子について「ダウンとかしちゃうと脳振とうが結構ヤバイので、記憶が飛んじゃうんですよ。今彼はなんで試合したのかもわかってないし、『YA-MANと試合したの?』みたいな状態なので。まともに会話できる状態ではない」と説明し、「(陣営は)みんなどよーんと(沈んでいる)いう感じ」と肩を落とした。
YA-MAN軍団との対抗戦は1勝1敗1引き分けで終わった。