世界王者重岡兄弟 ファイトマネー未払い問題は円満決着 優大「お金のことは適当にできないので言いましたけど、もう解決したので不満はない」
ボクシングのWBC世界ミニマム級王者の重岡優大とIBF世界ミニマム級王者の重岡銀次朗(ともにワタナベ)が5日、品川区役所を表敬訪問した。10月に兄弟同日世界王者奪取を果たし、森沢恭子区長と対面した。
兄の優大は「品川区に住んでいて、プロでボクシングを続ける限りは品川区で頑張っていきます」と話、弟の銀次朗は「やっと夢が叶って、次は子どもたちに、選手として頑張って少しでも、お力を与えられるような選手になりたい」と決意を込めた。
今後に目標を森沢区長に訪ねられた重岡兄弟は優大は「一つの階級(ミニマム級)にあと2つベルトがあるんですよ。2つ僕と弟が持っているので、あと2人のチャンピオンを僕たちで倒したいです」と兄弟でミニマム級の4団体統一目標を明かした。ミニマム級が適性階級という銀次朗は「防衛回数を行けるところまでいきたい。具志堅用高さんが、最終的な小さい頃からの目標です」と、13回の防衛回数超えへの思いを明かした。
また、優大は先日、インスタグラムのストーリーズを使って世界戦のファイトマネーがまだ振り込まれていないことに不満を漏らしていたが、4日までに振り込まれたことを明かした。「色々ありましたけど。俺、仕事をちゃんとして欲しいんですよ。俺らは本気でやってるだけに、適当にやられるのが腹立つので。それにちょっと怒ったけど、別にそれ以外に不満はないです。ワタナベジムに良くしてもらってるのは事実で、不満はないけど、ワタナベジムに問題があると思うので、僕がもう言わないと動かないなと思っちゃったので、言ったんですけど。お金のことは適当にできないので」。その後は、渡辺会長とも話をしたことを明かし「もう解決したので、不満はないです」と円満解決を強調した。
渡辺会長は経理上の問題で支払いが遅れたことを反省。「選手はすぐに欲しいのは分かるし、支払時期ですよね。源泉(徴収)だなんだで、時間がかかって、うちの経理の体制がのろかった。事務的な問題と選手の気持ちですよね。これを私がもうちょっと把握できなかった。これをいいきっかけに迅速にしていきたい」と話した。