ボクシング リクルート社員の藤田炎村 有給休暇で仕上がり万全「一番、ボクシングに時間を使った」
ボクシングの日本スーパーライト級タイトルマッチの前日計量が11日、都内の日本ボクシングコミッションで行われ、同級王者でリクルート社員の藤田炎村(三迫)が、有給休暇を利用しハードトレーニングをこなしたことを明かした。
63・4キロで一発クリアした藤田は37歳で同級6位の関根翔馬(ワタナベ)を警戒。東証一部上場のサラリーマンボクサーは、日本タイトル2度目の防衛戦に向けて「キャリアの全てをかけてくる。今回は嫌な予感がしたので一番、ボクシングに時間を使いました」と明かし、練習に没頭。「今まで試合翌日に出社するような人間だったので、有給がとんでもなく余ってまして、まだむちゃくちゃ余ってます」と笑み。未消化の有給休暇を約2週間分使い、200キロ近いロードワークをこなしてきたという。
前回、8月の初防衛戦は強打者の大野俊人(石川)に3回TKO勝利した。「過去最強だったかなと。打ち勝ってここにいるので、いつも以上に覚悟は決まっている」と自信を明かし「ここまでくると相手どうこうよりも、自分がどうするかだと思う。今回のテーマは無心にすること」とボクシングに集中し、王座防衛を果たすと意気込んだ。