井上尚弥「周りの楽勝ムードが怖い」12・26タパレス戦へ「すさまじいくらいのモチベーション」スパーリングも計116ラウンド

 ボクシングのWBC・WBOスーパーバンタム級統一王者の井上尚弥(大橋)が15日、横浜市内のジムで練習を公開した。12月26日のWBA・IBF世界同級王者マーロン・タパレス戦(有明アリーナ)に向けて「段違いで、すさまじいくらいのモチベーションです」と思い明かした。

 前回対戦のスティーブン・フルトン(米国)よりパンチの破壊力はあるという。2階級4団体王座統一がかかる一戦を前に「周りの楽勝ムードが自分のなかでも怖いので、そういったことを自分の中で切り替えて、トレーニング内容と向き合いながらやってきた」と、気を引き締めた。

 タパレス対策はメキシコ人4人、IBO世界スーパーバンタム級王者のエリック・ロブレスらと計116ラウンドのスパーリングをこなしてきた。14日にスパーリング全日程を終えたという井上は「タパレス対策のいろんな意味合いを持ってすごくいいトレーニングを積んで仕上がっている」と手応えを明かした。

 質、時間の長さともこれまでにないぐらいのトレーニングとなったという。父である真吾トレーナーはスパーリングについて「尚弥がやりたいことをしっかりやれるかの確認と、パートナー4人きて、みんなが同じスタイルじゃないけど、どういうタイプでも対応することの確認ができた。自信に変えると、これだけやったよと」。変幻自在の対応ができたことを明かした。

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