棚橋弘至 新日本プロレス社長就任 異動理由は経営体制の変更 26日に就任会見
新日本プロレスは23日、臨時株主総会と取締役会を開き、代表取締役社長に棚橋弘至(47)が就任すると発表した。取締役社長の大張高己氏と取締役の西沢道昭氏は退任。選手兼任の社長はアントニオ猪木氏、坂口征二氏、藤波辰爾に続き4人目となる。
22日の23年最終戦に出場していた棚橋は、自身のX(旧ツイッター)で「新日本プロレスリング株式会社、代表取締役新社長に就任しました。新日本プロレスをもっともっと、楽しんでいただけるように全力で頑張っていきます。疲れないので、皆さん、ご安心を」とコメントした。
団体によると、異動は経営体制の変更が理由という。大張前社長はXで「この度、我らがエース、棚橋弘至さんへバトンタッチを行いました。今後はファン目線、選手目線、そして経営目線を持つ棚橋新社長が、史上最高の新日本を作り上げて頂けるものと思います」と手腕に期待した。
棚橋新社長は26日に就任会見を行い、来年1月4日の東京ドーム興行でファンへあいさつを行う予定。
◆棚橋弘至(たなはし・ひろし)1976年11月13日、岐阜県大垣市出身。立命大法学部を卒業後、新日本プロレスに入門。同年10月にデビューした。06年にIWGPヘビー級王座を初戴冠。09、11、14、18年にプロレス大賞MVPを獲得するなど「新日本プロレスのエース」として団体をけん引。19年にはIWGPヘビー級王座8回の最多戴冠記録を樹立した。