絶対王者・井上尚弥が困惑 海外メディアの90年マイク・タイソンVSダグラス戦の「番狂わせ、覚えているか?」の問いに「まだ、生まれていない」

 ボブ・アラム氏(中央)を挟んで写真撮影をする井上尚弥(左)とマーロン・タパレス(右)=撮影・佐藤厚
 握手を交わす井上尚弥(左)とボブ・アラム氏(撮影・佐藤厚)
 記念撮影をする井上真吾トレーナー、大橋秀行会長、井上尚弥、ボブ・アラム氏、マーロン・タパレス、ショーン・ギボンズ氏、エルネル・フォンタニラトレーナー(撮影・佐藤厚)
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 WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦(26日・有明アリーナ)の記者会見が24日、横浜市内のホテルで行われ、海外メディアから番狂わせの可能性を思わせる質問にWBC・WBO王者の井上尚弥(大橋)も困惑した。

 男性記者が1990年2月の東京ドーム、マイク・タイソン対ジェームス・ダグラス戦で、無敗の王者、タイソンをダグラスが破った試合を思い出したと告白。「世紀の番狂わせ」とも言われた結果の試合について覚えているかと質問された井上は司会者と顔を見合わせ「覚えていますかねと…、というかまだ、生まれていないです」と苦笑い。「そういう歴史的な試合があったということは認識しています」と話した。

 WBA・IBF王者で、92年生まれのマーロン・タパレス(フィリピン)は「もちろんまだ、当時は生まれてなかったんですけども、タイソン選手たちが33年前に歴史的試合をしたことは事実として知っております」と、答えた。

 この日、井上は白いマスクに、白い帽子、白いTシャツと白ずくめで登壇。「どんな展開になってもしっかり勝ちを手にする試合をしていきたい。その中でチャンスという流れが来たら、しっかりと勝ちを逃さないように試合を決めていきたい」と、2階級4団体統一達成へと意気込んだ。

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