新日本プロレス 棚橋弘至が社長就任会見「選手で社長になるのは夢だった」新日本歴代4人目のレスラー兼任大役「同時にやってこそ逸材」
新日本プロレスの代表取締役社長に就任した棚橋弘至(47)が26日、都内で就任会見を開いた。創業者のアントニオ猪木、坂口征二、藤波辰爾に続く、歴代4人目の選手兼任社長となる。スーツ姿で登壇し「代表取締役社長に就任した棚橋弘至です。所属選手として社長になるのはいつしか僕の夢となり目標となっていた。それが叶ってうれしく思う。発表となったとき、多くの方からお祝いをいただいて感激したと同時に、多くの期待に応えないといけないと身が引き締まっている」と意気込みを語った。
また、東京ドーム大会を超満員にすることなど、4つの目標を掲げ「現役レスラー社長として、日本一動き回る姿勢、新しい社長の形を模索してやっていきたいと考えている」と決意。11月に木谷高明オーナーから新社長就任の打診を受け、現役選手として迷いもあったというが、「(両方を)同時にやってこそ(100年に1人の)逸材じゃないか」と受託したという。
新日本プロレスは24日、経営体制の変更により、棚橋が新社長に就任すると電撃発表。棚橋も自身のX(旧ツイッター)で「新日本プロレスリング株式会社、代表取締役新社長に就任しました。新日本プロレスをもっともっと、楽しんでいただけるように全力で頑張っていきます。疲れないので、皆さん、ご安心を」とコメントしていた。
来年1月4日の東京ドーム興行では、ファンへあいさつを行う予定。
◆棚橋弘至(たなはし・ひろし)1976年11月13日、岐阜県大垣市出身。立命大法学部を卒業後、1999年に新日本プロレスに入門。同年10月にデビューした。2006年にIWGPヘビー級王座を初戴冠。09、11、14、18年にプロレス大賞MVPを獲得するなど「新日本プロレスのエース」として団体をけん引。19年にはIWGPヘビー級王座8回の最多戴冠記録を樹立した。