井上尚弥の相手、“悪夢”の異名を持つタパレスとは 前回無敗統一王者アフマダリエフに金星
「ボクシング・世界スーパーバンタム級4団体王座統一戦」(26日、有明アリーナ)
WBC・WBO王者の井上尚弥(30)=大橋=が、WBA・IBF王者のマーロン・タパレス(31)=フィリピン=と激突。井上は勝てば、テレンス・クロフォード(米国)に次ぐ史上2人目、史上最速5年7カ月で2階級での4団体統一となる。
相手のタパレスはここまで40戦37勝3敗19KOの左のボクサーファイター。08年にプロとしてのキャリアをスタートさせ、16年にWBO世界バンタム級王座を獲得した。しかし、17年に日本の大森将平との試合で計量で体重超過し、王座をはく奪されている。
スーパーバンタムでは19年に岩佐亮佑とIBF暫定王座決定戦を行ったが11回TKO負け。しかし、そこから3連勝すると、4月に戦前の予想を覆し、無敗の統一王者だったアフマダリエフ(ウズベキスタン)を判定2-1で撃破し、2階級制覇。今回、勝てばフィリピン人初となる4団体統一のビッグチャンスを掴んだ。
これまで何度も下馬評を覆す勝利を収めてきたことからついた異名は“ナイトメア(悪夢)”。