井上尚弥の次戦候補“悪童”ネリ、Xで予告「日本で会いましょう」日本での活動停止処分中も 井上は「交渉詰めていくところ」 アフマダリエフも対戦要求

 「ボクシング・世界スーパーバンタム級4団体王座統一戦」(26日、有明アリーナ)

 WBC・WBO王者の井上尚弥(30)=大橋=が、WBA・IBF王者で、“悪夢”の異名を持つマーロン・タパレス(31)=フィリピン=を10回1分2秒KOで下し、テレンス・クロフォード(米国)に次ぐ史上2人目、史上最速5年7カ月で2階級での4団体統一を成し遂げた。これで世界戦21連勝。節目となる10本目の世界王座ベルト獲得となった。

 井上は4団体統一後のプランとして、現階級にとどまり、カシメロ(フィリピン)、ネリ(メキシコ)、アフマダリエフ(ウズベキスタン)との対戦を視野に入れている。

 最有力となるのは、元世界2階級制覇王者のネリ。2月に行われたWBCの挑戦者決定戦でホバニシアン(アルメニア)に11回TKO勝ちし、同王座の次期挑戦権を保持している。ただ、ネリは17年のWBC世界バンタム王座戦で王者・山中慎介に4回TKO勝ちで勝利したが、試合前のドーピング検査から禁止薬物が検出され、18年の再戦では前日計量で大幅な体重超過で王座をはく奪。JBCから日本でのボクシング活動停止処分を受けており、国内での試合はできない。一方で、米メディアではネリ陣営が5月に日本での井上戦を想定していると伝えていたが、この日、勝利者インタビューで井上は「来年5月に噂されている試合が実現するかどうかはこれから交渉を詰めていくところ。ファンが見たい試合を実現していきたい」と、語った。

 ネリは井上の試合後、自身のXを更新。「日本でお会いしましょう」と綴り、メキシコと日本の国旗の絵文字の間にVSを入れて投稿した。

 また、前WBA・IBF王者のアフマダリエフは、タパレスに敗れてからの再起戦となった16日のWBA挑戦者決定戦でゴンサレス(メキシコ)に8回TKO勝ち。挑戦権を獲得している。アフマダリエフもXを更新し、「井上は真のマスターですが、私は彼がこれまで対戦した誰よりも賢く、優れており、強いです!やりましょう、チャンピオン」と、アピールしたが、ネリはこの投稿を引用し、泣き笑いの絵文字を投稿した。

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