衝撃の右ストレート葬 井上尚弥に米メディアも脱帽「偉大さをひと言で表すことが困難になってきている」 PFP1位の可能性も言及「議論を始めよう」

 26日に行われたボクシング・世界スーパーバンタム級4団体王座統一戦で、WBC・WBO王者の井上尚弥(30)=大橋=が、WBA・IBF王者で、“悪夢”の異名を持つマーロン・タパレス(31)=フィリピン=を10回1分2秒KOで下し、テレンス・クロフォード(米国)に次ぐ史上2人目、史上最速5年7カ月で2階級での4団体統一を成し遂げた。“モンスター”がみせた終盤の右ストレートでの圧巻のKO勝ちは、海外にも衝撃を与えた。

 米スポーツ専門局「ESPN」のマイク・コッピンジャー記者は「戦うごとに井上尚弥の偉大さをひと言で言い表すことが困難になってきている。彼は新次元、歴史を塗り替えることをやめないからだ」と評し、現状でESPNのパウンド・フォー・パウンドでは2位に位置づけられていることに「彼が1位であることには十分な議論がある。この男と競争できる人はいるだろうか?」とした。

 次戦の相手は元世界2階級制覇王者のルイス・ネリが有力とし、その後は豪州のグッドマンになると予想。その上で「ネリとグッドマンはどちらも才能があるファイターだが、問題にはならないだろう」と、井上優位と分析した。

 業界最高権威の米「リング誌」は「ファイター・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手)の有力候補となった」とし、同誌のPFPについても「議論を始めよう」とした。現在、井上は同誌のPFPで2位。1位はクロフォードとなっている。

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