井岡一翔 初防衛に集中!記録は無関心 世界戦勝利数「21」井上尚弥に並ばれても意識なし

 「ボクシング・WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)

 調印式とグローブチェックが29日、東京都渋谷区のアベマタワーズで行われ、初防衛を目指す王者の井岡一翔(志成)と挑戦者のホスベル・ペレス(ベネズエラ)が出席した。井岡は、26日にスーパーバンタム級で2階級での世界4団体王座統一を果たした井上尚弥(大橋)に、世界戦の勝利数で日本選手最多の21で並ばれたものの、記録には無関心を強調。初防衛に集中すると決意を込めた。

 調印書にサインし、12度目の大みそか決戦に臨む井岡は「チャンピオンとしての防衛戦。大事な一戦で重要な戦いなので、必ずいい結果を残したい」と力を込めた。

 自身が持つ日本最多、通算25試合目となる世界戦。井上が世界戦21勝目を挙げたことに「見ていないが、結果はもちろん知っている。素直にとても素晴らしいことだし、できることではない」と敬意を表したが「勝利数に並ばれたとか何も気にしていない。記録だったりに執着する気持ちはない」とも言った。勝てば再び単独1位に躍り出るが意識は全くない。

 恒例の大みそかマッチは、11年の大みそかデビューから過去11試合で通算9勝1敗1分け。「今年の2023年、最後の日にいいパフォーマンスで必ず勝ちたい」と勝利を義務付ける。フェースオフでは初対面のペレスと15秒間、にらみ合った。経験値で上回る井岡は「特に印象はない。自分自身のやるべきことに集中する」と気後れはない。

 大みそか戦は5年連続で地上波による放送も、今年については動画配信サービス「ABEMA」が独占無料生中継する。「期待していただいているので、いい勝ち方、KO勝利をしたい」。20年大みそか、田中恒成戦以来のKO勝利で年の瀬を締める。

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