RIZIN 久保優太 安保瑠輝也に痛快一本勝ち「最悪な大みそか払拭できた」悪夢のシバター戦から2年、元妻サラの熱唱にも感謝

 安保瑠輝也(左)に勝利した久保優太(撮影・堀内翔)
 勝利してポーズを決める久保優太。左はRIZINガールの倉智天彩、右はKOU(撮影・堀内翔)
 久保優太の入場で歌唱を披露するサラ(撮影・堀内翔)
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 「RIZIN.45」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 元K-1王者の久保優太(36)が、同じく元K-1王者の安保瑠輝也(28)とMMAマッチに臨み、立ち技、グラウンドと圧倒し、1回4分28秒、リアネイキッドチョーク(裸絞め)で一本勝ちした。

 MMA初陣となった安保に対し、久保が経験の差を見せつけた。スタンドではけん制し合いつつ、テークダウンを取ってからは圧倒。時間をかけて上から圧力をかけ、パウンドを浴びせながらバックマウントを取り、最後はガラ空きとなった首を締め上げてタップを奪った。

 試合後は「緊張していた。2年間の(MMAの)キャリアをベットする形で挑んだ。安保選手に対しては(MMAで)一日の長がある。安保選手のパワーにはビックリしたが、練習通り遂行できたんじゃないか」とホッとした様子。

 また、2年前の大みそかは、迷惑系YouTuberでもあるシバターと異色の格闘技戦を行った。腕ひしぎ十字固めで一本負けした上に、試合前に八百長をけしかけられていたことを暴露するなど泥沼化。一時はキャリアの危機にも陥っただけに、「僕にとって2年前は、自分のせいなんですけど、最悪の大みそかにしてしまったので。関係者の人に迷惑をかけて、裏切ってしまった。2011年は勝てて、10年ぶりの2021年は最悪で。今回、結果的にしっかりと決めて、大みそかを払拭することができたので、来年以降はいい年になるんじゃないか」と、晴れやかに語った。

 また、元妻・サラが今回も入場時に歌い、試合中も大きな声で咤したが、「サラちゃんが歌ってくれてよかった。賛否両論あると思うんですけど」と感謝。試合後の会見まで同行したサラは「(久保が)緊張しているんだって思って、これは勇気づけないと、盛り上げないとと思って、いつも以上に猿みたいに暴れた」と笑い、「なんか『歌うな』とかX(旧ツイッター)ですっごい書かれたんですけど、私ちゃんと仕事してるんですよ。歌う権利はあると思います」と胸を張った。

 離婚はしたものの、結婚前から別居しており、現在子供は両者の家族ぐるみで一緒に育てているという。複雑な関係が垣間見えるが、久保は「僕はすごく好きなんですよ。サラちゃんを気に懸けているので」と明かし、サラさんは「お互い(他に)特別な人がいるわけではない。(久保には)夢をかけて挑戦して成功していってほしいですけど。こういう経験をしている人がいたら、どういう関係なのか教えてください」と笑った。

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