王座戴冠の朝倉海 24年は海外挑戦に意欲「UFCに行きたい」体重超過アーチュレッタにTKO勝利

 フアン・アーチュレッタに勝利して兄・未来と喜び合う朝倉海(撮影・堀内翔)
 1回、パンチを出し合う朝倉海とフアン・アーチュレッタ(右)=撮影・堀内翔
 フアン・アーチュレッタにTKO勝ちした朝倉海(撮影・堀内翔)
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 「RIZIN.45」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 朝倉海(JAPAN TOP TEAM)がRIZINバンタム級王座をかけ、フアン・アーチュレッタ(米国)と対戦。2回3分20秒でTKO勝利し、王座を奪取した。王者だったアーチュレッタは前日の公開計量で規定体重を2・8キロ超過し、ベルト剥奪。朝倉側が受け入れる形で、試合1時間前に両者68キロリミットで再計量を行った上で実施。朝倉が勝った時のみ戴冠となり、アーチュレッタが勝ってもノーコンテストだった。タイトルを手にした朝倉は、試合後の会見で「僕の中では海外に挑戦したいと思っている。UFCに行きたいですね」と24年の展望をぶち上げた。

 アーチュレッタは1回、スタンドでのパンチを効かせる場面もあったが、朝倉が回避。2回には朝倉がカウンターで膝をボディーに打ち込み、強烈にヒット。テンカオが決まり、崩れた相手にパンチを連打したところでレフェリーが試合を止めた。

 周囲の心配をよそに体重差のある試合を受け入れたが、「僕の中ではアーチュレッタが何キロでも戦うつもりだった」と告白。不利な状況下でもしっかりとフィニッシュし、「ホッとしている。とにかく良かった。すごいプレッシャーの中で戦ったので。大みそかで今まで勝てなかったので、自分を超えられてよかった」と胸をなで下ろした。

 24年については「今後は海外に挑戦するか、(王座を)防衛するか、榊原さんと話し合って決めたい」と話しつつ、「僕の中では海外に挑戦したいと思っている。UFCに行きたいですね」と明言した。

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