棚橋新社長 就任後初勝利&TV王座奪取“二刀流”での活躍に自信「疲れないから」
「プロレス・新日本」(4日、東京ドーム)
新日本プロレスの新社長に就任した棚橋弘至(47)が自社の興行に初めて出場した。NJPW WORLD認定TV選手権で、王者のザック・セイバーJr.(36)に勝利し、社長就任後の初勝利を飾るとともに新王者に輝いた。試合後のリングでは来場したファンに社長就任の報告。24年は社長兼選手の二刀流での活躍を誓った。
「タナ!」「新社長!!」コールが響く中、棚橋が新社長として、東京ドームに訪れたファンに躍動した姿を見せた。
V16の王者に腕ひしぎ十字固め、サッカーボールキックを決められたが、何とか耐えてみせた。自身も得意技ハイフライフローを2度試み、回転エビ固めの掛け合い。最後は起死回生のエビ固めで3カウントを奪い、TV王者を奪取した。
1月2日の社長就任初試合は、ノアのリングでのタッグ戦で黒星。勝利後は高らかにファンの前であいさつ。「改めて報告があります。新日本プロレス代表取締役社長になりました棚橋です。これからも皆さんの応援を続けてもらえるように、新日本プロレス選手、全力で戦ってまいります」と声を張り上げた。
今後は選手&社長として両面で活躍を誓う。「二刀流はいろんなところで無理が生じるかと思われるかもしれないけど、大丈夫。棚橋は疲れないから」ときっぱり。一人二役で力強く団体を引っ張っていく。