「所沢のタイソン」を自称し、格闘イベント「ＢｒｅａｋｉｎｇＤｏｗｎ」にも出場したユーチューバー・久保広海容疑者が１０日、脅迫の疑いで埼玉県警に逮捕された。県警によると、久保容疑者は２０２２年１１月２０日、携帯電話で当時３１歳の男性に対し、「おまえが次にチョロチョロチョロチョロとしたら、おまえ殺すからな、マジで」などと言って脅迫した。久保容疑者はこの日、同県警浦和署で通常逮捕されたという。

　久保容疑者は「所沢のタイソン」を名乗り「ＢｒｅａｋｉｎｇＤｏｗｎ９」に出場した。その出場者オーディションで審査員を務めた“アウトローのカリスマ”瓜田純士は、逮捕を受けて自身のＸ（旧ツイッター）を更新。「何度も言ったよ俺は　こいつは変わらないって」と投稿した。

　「所沢のタイソン」は「ＢＤ９」のオーディションで、「瓜田純士の舎弟だったが今は絶縁状態に」と紹介された。オーディションでは、瓜田は「俺の方が因縁あるだろ」「恩をあだで返しやがって」と食ってかかり乱闘に。瓜田のパンチ一撃で「タイソン」がふらつきながら退場しても、瓜田の怒りは収まらなかった。

　“ケンカ３０００戦無敗”として昨年８月に「ＢＤ９」に出場した「タイソン」は、政治団体「ごぼうの党」奥野卓志代表に背中を向けたままパンチの連打を浴びＫＯ負け。“無敗伝説”はあっさりと終わりを告げた。