オカダ・カズチカ電撃退団 新日本に激震!相次ぐ主力離脱 WWE?AEW?米メジャー団体参戦か
新日本プロレス所属のプロレスラー、“レインメーカー”ことオカダ・カズチカ(36)が、契約満了により今月31日をもって退団することが19日、同団体の公式サイトで発表された。昨年から米マット転出がうわさに上っていた。2012年の凱旋から、団体、そして日本マット界をけん引してきたオカダの退団で、棚橋弘至社長(47)の下、船出した新体制の新日本は大きな転機を迎える。
新日本は「オカダ・カズチカ選手は、2024年1月31日をもちまして契約満了により新日本プロレスを退団することとなりました」、オカダも「2007年からお世話になりました新日本プロレスを退団させていただきます」と発表した。
オカダは「メキシコから19歳で来たどうしようもない岡田かずちか(旧リングネーム)を『レインメーカー』オカダ・カズチカに育ててくれた事に感謝しかありません。新日本プロレスという最高の団体、戦ってきた最高の選手、応援やブーイングをしてくれた最高のファンの皆さん、本当にありがとうございました」と団体や選手、ファンに感謝。Xでは『オカダ退団』から、妻の声優『三森すずこ』までトレンド入りする騒ぎとなった。
1月いっぱいで退団するものの、2月11日のエディオンアリーナ大阪、同23、24日の北海道立総合体育センター・北海きたえーるの3大会には参戦し、大阪では同会場で数々の名勝負を展開した棚橋と一騎打ちを行うことが決まった。オカダは「残りの試合もカネの雨を降らせますのでよろしくお願いします」と、最後までレインメーカーを貫く構えだ。
13日に新日本のサンノゼ大会で米AEW移籍が決定済みのウィル・オスプレイとの一騎打ちに勝利し、14日には修行時代の古巣TNAに参戦と、年明けから米国での動きを活発化させていたオカダ。今後は世界最大のプロレス団体で、かつての盟友・中邑真輔がトップ戦線で活躍するWWEや、昨年末に新日本を退団した柴田勝頼が契約したAEWといった、米メジャー団体への参戦が予想されている。本場でもカネの雨を降らせることができるか、目が離せない。
一方、新日本は昨年末から柴田、オスプレイ、オカダ、タマ・トンガと主力の離脱が相次ぐ事態に。棚橋新社長は、早くも手腕が問われることになる。
◆オカダ・カズチカ 1987年11月8日、愛知県出身。15歳でメキシコに渡り、ウルティモ・ドラゴンに師事。04年、16歳でデビュー。07年、新日本プロレスに入団した。10年に米国修行出発。12年帰国。同2月に棚橋弘至からIWGPヘビー級王座を奪取。同王座を5回、後進のIWGP世界ヘビー級王座を2回、プロレス大賞MVPを5回獲得した。191センチ、107キロ。必殺技はレインメーカー。愛称もレインメーカー。妻は声優の三森すずこ。