鈴木雅弘が東洋太平洋ライト級王座獲得 ダイレクトリマッチ制し「一番欲しかったもの」
「ボクシング・東洋太平洋ライト級王座決定戦」(20日、後楽園ホール)
昨年10月、フィリピンで引き分けた一戦のダイレクトリマッチは、鈴木雅弘(28)=角海老宝石=が、ロルダン・アルデア(29)=フィリピン=を1回1分22秒、TKOに葬り、悲願のライト級王者となった。
前回チャンスをものにできなかった鈴木は「進退を考えたりもした」と告白。この日は練習してきたという、プレスをかけてからのショートの右フックがクリーンヒット。「ゴツンという感触」があり、アルデアは立てなかった。
アマ時代からライト級では優勝がなく、プロではスーパーライト級で日本タイトルを獲得した鈴木だが、ライト級タイトルは「一番欲しかったものだったので、すごくうれしい」と感慨深げ。「海外でも試合をしたいと思っています」と今後の抱負を述べたものの、「こんだけ試合のことを考えてきたので、次のことを考えたくない。アイス食べたい」と笑みを浮かべた。