ロドリゲスVS西田は国内開催へ 亀田プロモーションが興行権落札 西田「感謝しています」
ボクシングのIBF世界バンタム級1位・西田凌佑(27)=六島=が、同級王者のエマヌエル・ロドリゲス(31)=プエルトリコ=に挑戦するタイトル戦が日本国内で開催されることが決定的になった。1月30日(日本時間同31日)に興行権入札が行われ、亀田プロモーションが30万10ドル(約4400万円)で落札。試合は亀田興毅ファウンダー率いるイベント「3150FIGHT」で今春にも開催される。
西田は昨年8月の同級挑戦者決定戦でクリスチャン・ヒメネス(メキシコ)に判定勝ちしてデビューから8連勝で指名挑戦権を獲得。ロドリゲス陣営と試合開催に向けて交渉を重ねてきたが、条件面で合意に至らず、入札に持ち込まれた。IBFが本部を置く米国ニュージャージー州スプリングフィールドからオンラインで行われた入札では亀田プロモーションが30万10ドルで落札。ロドリゲス側のフレッシュ・プロダクションズ・ボクシングは25万ドル(約3670万円)だった。規定により、ファイトマネーの配分は王者が65パーセント、挑戦者が35パーセントとなる。
西田は現在、宮崎市で短期合宿中。プロ野球巨人のキャンプ地でもあるひなた宮崎県総合運動公園を中心に、朝夕2部練習のハードな走り込みを重ねている。世界初挑戦が国内開催になることを受けて「世界タイトルマッチの興行権を獲得していただき、亀田プロモーションや会長、関係者の方々に感謝しています。今回の合宿で走り込みなど行い、身体を強化し、世界戦に向けてしっかり準備していきます」と気合を入れ直した。宮崎合宿にはジムメイトの日本、WBOアジア・パシフィックミドル級王者・国本陸、日本スーパーフライ級1位・古谷昭男、日本スーパーバンタム級1位・デカナルド闘凜生、日本ライトフライ級7位・井上彪、日本フェザー級13位・山崎海斗も参加している。